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特集 人口高齢化と病院医療
高齢社会における病院と看護職
著者: 林田賢史1
所属機関: 1産業医科大学産業保健学部
ページ範囲:P.54 - P.59
文献購入ページに移動 平成24(2012)年10月1日現在,日本の人口は1億2,752万人であり,そのうち65歳以上の高齢者人口は,過去最高の3,079万人であった.これは,総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が24.1%ということになる.
そもそも日本の高齢化率は,昭和25(1950)年時点では5%未満だったものの,昭和45(1970)年に7%を超え「高齢化社会」へ,平成6(1994)年にはさらにその倍の14%を超え「高齢社会」へと突入した.今後,高齢者人口は,いわゆる「団塊の世代」〔昭和22(1947)~24(1949)年生まれ〕が65歳以上となる平成27(2015)年に3,395万人,75歳以上となる平成37(2025)年には3,657万人に達する見込みである.そのような中,日本では出生数の減少と死亡者数の増加により分母である総人口は減少する.そのため,推計では,高齢化率は平成37(2025)年には30.3%,平成47(2035)年には33.4%と増加を続ける(図1).
そもそも日本の高齢化率は,昭和25(1950)年時点では5%未満だったものの,昭和45(1970)年に7%を超え「高齢化社会」へ,平成6(1994)年にはさらにその倍の14%を超え「高齢社会」へと突入した.今後,高齢者人口は,いわゆる「団塊の世代」〔昭和22(1947)~24(1949)年生まれ〕が65歳以上となる平成27(2015)年に3,395万人,75歳以上となる平成37(2025)年には3,657万人に達する見込みである.そのような中,日本では出生数の減少と死亡者数の増加により分母である総人口は減少する.そのため,推計では,高齢化率は平成37(2025)年には30.3%,平成47(2035)年には33.4%と増加を続ける(図1).
参考文献
1)松田晋哉:医療のなにが問題なのか:超高齢社会日本の医療モデル.勁草書房,pp246-252,2013
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