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文献詳細

雑誌文献

病院73巻11号

2014年11月発行

文献概要

特集 これからの医療安全を考える

医療版事故調査制度はどこへ向かうのか

著者: 前村聡1

所属機関: 1日本経済新聞社大阪本社社会部

ページ範囲:P.864 - P.869

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 1999年に相次いで起きた横浜市立大学附属病院の患者取り違え事故,そして都立広尾病院の点滴ミスから15年.医療事故の被害者,医療者の長い議論の末に2014年6月18日,医療版事故調査制度を導入する関連法が国会で成立した.診療行為に関連して患者が予期せず死亡した場合,全ての医療機関は第三者機関に届け出るとともに,原因分析と再発防止のための院内調査が義務づけられることになった.2015年10月からの運用開始に向けて,厚生労働省(以下,厚労省)は調査方法などを盛り込んだガイドラインをまとめる.本稿では,これまでの議論と今後の行く末,特に医療機関が取り組むべき課題を考える.

参考文献

1)平成26年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究. http://www.ajha.or.jp/topics/kouseiroudoukagaku/h26.html (URL確認2014.9.18)
2)厚生労働省医政局長通知:医療法施行規則の一部を改正する省令の一部の施行について(特定機能病院などにおける事故事例の報告に関する事項).2004 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/dl/040921-1a.pdf(URL確認2014.8.20)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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