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文献詳細

雑誌文献

病院73巻11号

2014年11月発行

文献概要

特集 これからの医療安全を考える

在宅呼吸ケアの現場における患者安全確保—医療と介護の連携強化

著者: 中山初美1 津田徹2

所属機関: 1医療法人社団恵友会 霧ヶ丘つだ病院 看護部 2医療法人社団恵友会 霧ヶ丘つだ病院

ページ範囲:P.874 - P.878

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 超高齢化社会を迎え,医療機関の機能分化・強化と連携,在宅医療の充実を重点課題とし,平均在院日数の短縮や在宅復帰率を基準にした診療報酬体系は,医療ニーズの高い患者の在宅移行を促進させている.
 高齢者の在宅移行において,医療ニーズだけでなく,独居高齢者や老老介護などの家庭環境,ADL(日常生活動作)低下や認知症による介護ニーズが高いことを念頭に置く必要がある.さらに「医療の役割」と「介護の役割」を互いに理解した連携を柱とする在宅医療現場での安全確保の取り組みは不可欠である.

参考文献

1)日本呼吸器学会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン.第4版,メディカルレビュー社,2013
2)加賀美由旗,津田徹:緊急電話相談におけるリスクチェック─在宅での急性増悪.呼吸器ケア 10(2):211-217,2012
3)一般社団法人日本産業・医療ガス協会:「在宅酸素療法用酸素供給装置の保守点検業務サービスマーク」認定に係わる更新時講習会テキスト.2013
4)特定非営利活動法人日本呼吸器障害者情報センター:J-BREATHよりよい呼吸のために.第71号,2014
5)日本呼吸療法医学会人工呼吸管理安全対策委員会:警告-NPPV関連.人工呼吸 28:207-209,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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