icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院73巻12号

2014年12月発行

文献概要

特集 検証 平成26年度診療報酬改定 2025年モデルを反映しているのか

巻頭言 フリーアクセス

著者: 神野正博1

所属機関: 1社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院

ページ範囲:P.917 - P.917

文献購入ページに移動
 平成26(2014)年度診療報酬改定を総括すると,その実務にあたった宇都宮啓・前厚生労働省保険局医療課長が巻頭論文冒頭で述べているように,「今回の診療報酬改定においては,社会保障制度改革国民会議の報告を踏まえ,平成37(2025)年のあるべき姿を目指して一体改革を進めることが最大のテーマだった.一体改革へ向けて,介護報酬との同時改定を行った前回の平成24年度改定が第一歩目で,今回は第二歩目と位置づけられる」に尽きるかもしれない.そして,病院に関わる改革のエンジンとして,7対1入院基本料に係る要件の見直し,地域包括ケア病床の新設,各病期における在宅復帰指標の強化,在宅療養後方支援病院の新設などがあげられ,いずれの項目もこれからの病院のあり方を模索する上で影響の大きなものとなった.
 本特集では,この診療報酬の改定の検証とともに,診療報酬改定と両輪となる医療制度改革を担う地域医療構想,新たな財政支援制度(基金)などの動きについて,厚生労働省の考え方を紹介した.さらに,これらに対して,論理的なクリティカル・シンキングの役割を池上直己教授に担っていただいた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら