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特集 検証 平成26年度診療報酬改定 2025年モデルを反映しているのか 【病院種別影響】
慢性期医療への影響
著者: 武久洋三1
所属機関: 1一般社団法人 日本慢性期医療協会
ページ範囲:P.964 - P.967
文献購入ページに移動■医療体制を覆すような革命
平成26(2014)年4月の診療報酬改定は,どの項目が何点上がった,何点下がったなどという生易しいものではない.平成18(2006)年改定の7対1入院基本料新設,療養病床への医療区分導入と療養病床の大幅削減というどちらかというと慢性期病床の絞り込み改定が主であった時以来の大改定である.むしろ改定というより革命であり,今回は平成18年に新設した7対1病棟の大幅削減という急性期の絞り込みが激しい.さらにこの改定にとどまらず,病床機能分化や非営利ホールディングカンパニー型法人制度や2次医療圏にとってかわる医療介護総合確保区域という新しい概念による医療体制そのものを大きく覆すような革命である.
平成26(2014)年4月の診療報酬改定は,どの項目が何点上がった,何点下がったなどという生易しいものではない.平成18(2006)年改定の7対1入院基本料新設,療養病床への医療区分導入と療養病床の大幅削減というどちらかというと慢性期病床の絞り込み改定が主であった時以来の大改定である.むしろ改定というより革命であり,今回は平成18年に新設した7対1病棟の大幅削減という急性期の絞り込みが激しい.さらにこの改定にとどまらず,病床機能分化や非営利ホールディングカンパニー型法人制度や2次医療圏にとってかわる医療介護総合確保区域という新しい概念による医療体制そのものを大きく覆すような革命である.
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