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文献詳細

雑誌文献

病院73巻3号

2014年03月発行

文献概要

特集 事務職員の人材開発・キャリアパス

医療専門職種が事務系管理者になるためのキャリアモデル―作業療法士が事務局長になった事例

著者: 進藤浩美12

所属機関: 1社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院 2石川県作業療法士会

ページ範囲:P.199 - P.203

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 筆者は,1981年に現在の病院に作業療法士第1号として就職した.その頃作業療法開設の許認可を石川県で受けていたのは,金沢大学附属病院だけであり,当院は県内で2番目の認可施設となった.必然的に社会人1年目の筆者が作業療法室の管理者となった.作業療法を知らない職員の中で,作業療法を知らない医師に処方してもらい,作業療法を知らない患者の治療を開始した.

 それから30年,筆者は,これからの時代に重要な認知症,高次脳機能障害,がんのリハビリテーションについて取り組む石川県内で一番長く臨床を続けている認定作業療法士となり,石川県作業療法士会の会長となっていた.そんな中,突然,2010年10月1日,勤務する病院の作業療法課長から法人本部事務局長を拝命することになった.

 今回,何故筆者が事務系管理者となったのかを1事例として考える.

参考文献

1)生田宗博(編):ADL作業療法の戦略・戦術・技術.第2版,三輪書店,2005(初版,2001)
2)生田宗博(編):I・ADL作業療法の戦略・戦術・技術.第3版,三輪書店,2012
1)進藤浩美:石川県作業療法士会のこれまでとそしてこれから.石川県作業療法学術雑誌No.20:1-3,2011
2)進藤浩美:30年の臨床経験から若いOTへのメッセージ.石川県作業療法学術雑誌No.21:1-5,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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