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特集 求められる看護補助者の役割
病院における看護補助業務の実態
著者: 西本育夫12 猪口雄二13
所属機関: 1全日本病院協会 医療保険診療報酬委員会 2大倉山記念病院 3医療法人財団寿康会 寿康会病院
ページ範囲:P.276 - P.280
文献購入ページに移動従来からの診療報酬上の看護補助者の評価は,看護配置比率の比較的小さい入院基本料に限られ,看護師の少ない配置を埋め合わせる目的とも受け取れる診療報酬体系が長く続いていた.しかし,近年においては看護補助者の業務は看護配置比率の小さい病棟の業務だけにとどまらず,実態として急性期病院のような看護配置比率の大きな病棟などにおいて,医療機関全体の業務量が増大している現状を後追いするかのように看護補助者の配置が拡大された.
本稿では診療報酬における看護補助者の配置や目的などの移り変わりを確認して,今後,診療報酬上で期待される看護補助者の業務内容や可能性を示したい.
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