icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院73巻4号

2014年04月発行

文献概要

特集 求められる看護補助者の役割

病院における看護補助業務の実態

著者: 西本育夫12 猪口雄二13

所属機関: 1全日本病院協会 医療保険診療報酬委員会 2大倉山記念病院 3医療法人財団寿康会 寿康会病院

ページ範囲:P.276 - P.280

文献購入ページに移動
 診療報酬の看護基準(現在の入院基本料)が創設されて以来,慢性的な看護師不足が続き,厳しい状態が今もなお続いている.看護補助者については,この看護師不足を補う目的として,また,古くは家族や付き添い者による療養上の世話の廃止を目的として期待されるなど,診療報酬上の歴史は長い.

 従来からの診療報酬上の看護補助者の評価は,看護配置比率の比較的小さい入院基本料に限られ,看護師の少ない配置を埋め合わせる目的とも受け取れる診療報酬体系が長く続いていた.しかし,近年においては看護補助者の業務は看護配置比率の小さい病棟の業務だけにとどまらず,実態として急性期病院のような看護配置比率の大きな病棟などにおいて,医療機関全体の業務量が増大している現状を後追いするかのように看護補助者の配置が拡大された.

 本稿では診療報酬における看護補助者の配置や目的などの移り変わりを確認して,今後,診療報酬上で期待される看護補助者の業務内容や可能性を示したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら