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文献詳細

雑誌文献

病院73巻4号

2014年04月発行

文献概要

特集 求められる看護補助者の役割

看護補助者と職員満足

著者: 齋藤哲哉1

所属機関: 1福井県済生会病院

ページ範囲:P.287 - P.291

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 当院では「ケアアシスタント」と呼称している看護補助者を含めた職員への満足度調査を毎年実施している.看護補助者の満足度は調査結果から理解しているが,詳細に分析して考察したことはなかった.そこで当院の満足度調査を基に看護補助者の満足度を考察する.これまで,満足度調査で目が行きがちであったのは,医師と看護師であった.理由は,需要と供給の関係や,職員数の多さからで,組織に与える影響が大きいためである.しかし,看護補助者など,少数で構成されている職種の職員満足度が低い傾向にあることは調査結果から読み取ることができ,共通の課題があると考えていた.

 課題を探るうえで,人間の行動科学としてダグラス・マグレガー,マネジメントとしてピーター・ドラッカー,モチベーションとしてフレデリック・ハーズバーグ,人間の欲求としてアブラハム・マズローの理論を参考にして,当院のアンケート調査結果データを基に考察したい.

参考文献

1)ダグラス・マクレガー(著),1960/高橋達男(訳):企業の人間的側面.産能大学出版部,1970
2)ピーター・ドラッカー(著),1954/上田惇生(訳):新訳 現代の経営(上・下).ダイヤモンド社,1996
3)フレデリック・ハーズバーグ(著),1966/北野利信(訳):仕事と人間性 動機づけ─衛生理論の新展開.東洋経済新報社,1968
4)アブラハム・マズロー(著),1970/小口忠彦(訳):人間性の心理学,改訂新版.産能大学出版部,1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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