文献詳細
文献概要
--------------------
書評 苦しみを抱えながら不朽の仕事を成し遂げた―茨木 保(著)『ナイチンゲール伝─図説 看護覚え書とともに』 フリーアクセス
著者: 鈴木晃仁1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.365 - P.365
文献購入ページに移動偉大な人物の常として,どの時代もそれぞれのナイチンゲールの像を描いてきたし,同じ時代においても,信条や視線の違いによって,異なったナイチンゲールの姿が映し出されてきた.当初は傷病兵を見守る「灯を持った婦人」として女性らしい献身とキリスト教精神の発露の象徴とされ,行政学者も,統計学者も,フェミニストも,それぞれの立場からのナイチンゲールを描いてきた.
掲載誌情報