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特集 病院食再考 【事例】
減塩食を美味しく―国立循環器病研究センター
著者: 上ノ町かおり1
所属機関: 1国立循環器病研究センター
ページ範囲:P.372 - P.374
文献購入ページに移動 国立循環器病研究センターの病院食の種類は80パターンあり,全ての食事において塩分設定が0g,3g,5g,6g,7~10gと5段階に分類されており,個々の状況に応じて塩分対応が可能である.病院食には,様々な制約があるため,一般的に「美味しくない」といった負のイメージをもたれることが多い.当センターでも状況は同様で,上記のとおり多種にわたる栄養上の精度管理を行っている中,1食500食以上で年中無休,1食の食材料費200円台といった予算も加味したうえで,1日当たりの勤務者数10人の調理師が調理作業にあたっているのが現状である.
このような制約の中にあって臨床栄養部が目指すものは,患者が食事を全量摂取したうえで栄養治療につなげられることであると考え,2005年より患者が満足する食事について検討を重ねてきた.今回その取り組みの結果と現在までの活動内容を紹介する.
このような制約の中にあって臨床栄養部が目指すものは,患者が食事を全量摂取したうえで栄養治療につなげられることであると考え,2005年より患者が満足する食事について検討を重ねてきた.今回その取り組みの結果と現在までの活動内容を紹介する.
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