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ヨーロッパの医療福祉建築の動向―ロンドン・シュトゥットガルト・パリ視察より
著者: 山下哲郎1
所属機関: 1工学院大学建築学部建築学科
ページ範囲:P.388 - P.394
文献購入ページに移動それぞれの国の医療制度についての詳細には立ち入らないが,英国が税による国営医療,独国・仏国がともにわが国同様の医療保険による運営である.また,わが国と比較したそれぞれの国・都市の概要は,表1,2に示すとおりである.
今回訪問した施設のうち,本稿では主に下記の6施設について写真を交えて紹介する.
①Central Middlesex Hospital
②Schwarzwald-Baar Klinikum
③Diakonie-Klinikum Stuttgaart
④Rems-Murr-Kliniken
⑤Zollernalb Klinikum
⑥Centre Hospitalier François Quesnay
推論の域を出るものではないが,ここでは時間軸を設定する形で,視察先の病院建築について,いくつかの論点に絞って概観してみたい.なお,以下に本文中で挙げる病院名は,写真の施設概要に示した番号とともに簡略化して表記している.また,今回訪問した他の施設については,文中に(※)を付して挙げている.
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