icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院73巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 ITの活用とこれからの医療

IT活用による保険者機能の強化―デンソー健保の取り組み

著者: 赤塚俊昭1

所属機関: 1前・デンソー健康保険組合

ページ範囲:P.458 - P.463

文献購入ページに移動
■保険者から見た医療IT化の現状

 健康保険組合は健康ステージ(健康レベル)に応じて,健康増進,予防の推進,リスクの早期発見と早期治療を促し,発症者への治療を提供し,さらに介護保険の給付費用の負担をしている.この一連の健康づくり・治療・介護を通じ加入者のQOLの向上に貢献するため,貴重で膨大な人,モノ,金,ノウハウを資源として投入している.

 健康な人から要介護者まで全ての健康ステージに深く,かつ継続的,連続的な関わりを持って業務を遂行している(図1).

 この業務を通じて,健康保険組合が果たすべき役割を保険者機能と呼んでいる.保険者機能の詳細は後述するが,この保険者機能を効率的かつ効果的に発揮するためには医療情報のIT化と事業のIT化は不可欠となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?