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特集 病院の外来戦略 [事例]病院外来の新機軸
薬系大学および保険薬局と連携した大学病院の薬剤師外来
著者: 山田清文1
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院薬剤部
ページ範囲:P.740 - P.745
文献購入ページに移動●薬剤師外来は,薬剤師の専門性を生かした外来患者に対する必要な薬学的知見に基づく個別指導であり,外来医療における医師,看護師の負担軽減につながる.
●薬系大学・薬学部と連携することにより,一般外来が縮小の方向にある大学病院でも薬剤師外来を継続することが可能となり,保険薬局と連携することで多数の外来患者に対して適切な薬学的指導を提供することができる.
●喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)薬剤師外来において,患者の自覚症状と肺機能,服薬アドヒアランスは有意に改善し,薬剤師外来に対する患者の満足度は高い.
●薬系大学・薬学部と連携することにより,一般外来が縮小の方向にある大学病院でも薬剤師外来を継続することが可能となり,保険薬局と連携することで多数の外来患者に対して適切な薬学的指導を提供することができる.
●喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)薬剤師外来において,患者の自覚症状と肺機能,服薬アドヒアランスは有意に改善し,薬剤師外来に対する患者の満足度は高い.
参考文献
1)Yamada K, Nabeshima T:Pharmacist-managed clinics for patient education and counseling in Japan: current status and future perspectives. J Pharm Health Care Sci 2015, 1:2 (DOI 10.1186/s40780-014-0001-4)
2)倉田洋子,岸里奈,山田真之亮,他:外来喘息教室における薬剤師の役割とその効果について.医療薬学 35:145-151,2009
3)山田真之亮,桑原宏貴,浅井玲名,他:外来喘息教室における吸入指導後の症状・アドヒアランス及び患者満足度の評価.薬学雑誌 131:1629-1638,2011
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