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特集 病院の外来戦略 [事例]病院外来の新機軸
これからの認知症疾患医療センターに求められていること
著者: 粟田主一1
所属機関: 1東京都健康長寿医療センター研究所
ページ範囲:P.750 - P.755
文献購入ページに移動●認知症疾患医療センターの目的は,鑑別診断と初期対応,周辺症状と身体合併症の急性期対応,専門医療相談,研修などを通して,地域における認知症医療サービス提供体制の構築を図ることにある.
●基幹型,地域型,診療所型の3類型があり,全国に約300カ所設置されている.新オレンジプランでは平成29(2017)年度末までに約500カ所設置する目標が立てられている.
●地域の特性に応じた認知症疾患医療センターの拠点機能を確保していくために,都道府県レベルでの事業評価と創意工夫が求められている.
●基幹型,地域型,診療所型の3類型があり,全国に約300カ所設置されている.新オレンジプランでは平成29(2017)年度末までに約500カ所設置する目標が立てられている.
●地域の特性に応じた認知症疾患医療センターの拠点機能を確保していくために,都道府県レベルでの事業評価と創意工夫が求められている.
参考文献
1)厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室:認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)─認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて(平成27年1月27日).2015
2)厚生労働省:認知症疾患医療センター運営事業実施要綱.平成26年7月9日付老初0709号第3号「認知症施策など総合支援事業の実施について」.
3)粟田主一:認知症診療の枠組み.精神神経学雑誌 116:378-387, 2014
4)粟田主一:診療所医師の機能─認知症地域医療支援事業の意義について─.老年医学 51:35-38, 2013
5)地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター:認知症の早期診断,早期対応につながる初期集中支援チーム員の質の確保等に向けた調査研究事業.平成26年度老人保健健康増進等事業(研究代表者粟田主一),pp71-119.
6)粟田主一:精神科病院に新規に入院する認知症高齢者の実態調査.平成26年度厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業「精神科病院に入院する認知症高齢者の実態調査:入院抑制,入院期間短縮,身体合併症医療確保のための研究」(研究代表者前田潔)pp6-11.
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