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文献概要
連載 地域医療構想と〈くらし〉のゆくえ・7
推進すべき在宅医療のあり方とは
著者: 髙山義浩
所属機関:
ページ範囲:P.770 - P.771
文献購入ページに移動当初は,「病院から出て行って診療するなんて非効率ではないか?」と指摘されることもありました.けれども,医師が毎日のように回診したり,検査を行ったり,看護師がさまざまなケアを提供する病院医療と比べれば,早めに在宅医療に切り替えた方が人的資源を注がずにすむのです.在宅緩和ケアについても,訪問看護ステーションや介護事業所など地域との連携さえあれば,急性期病院の医師が訪問するようにしたとしても,トータルでの診療時間は短縮しますし,ベッドも空くわけで,つまり効率的になるのですね.
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