icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院74巻10号

2015年10月発行

文献概要

連載 病院経営に効く1冊・10

『GHQサムス准将の改革—戦後日本の医療福祉政策の原点』

著者: 伊関友伸1

所属機関: 1城西大学経営学部

ページ範囲:P.773 - P.773

文献購入ページに移動
本書は,終戦直後わが国の医療・福祉制度改革を指導した,連合国軍の公衆衛生福祉局(PHW:Public Health and Welfare Section)の局長であったクロフォード・F・サムスの自伝の編訳である.
 サムスが日本に進駐した当時の日本は,長期間の戦時体制により国民の衛生状況は非常に悪く,外国からの引き揚げ者もあり,天然痘や発疹チフス,赤痢,日本脳炎などの伝染病が蔓延していた.医療提供体制も戦災により多数の医療機関が消失,残った施設も設備が荒廃し,医療供給能力は大幅に低下していた.医師の教育水準も,戦時中の医学専門学校の急設や教育期間短縮などの措置により極めて低い状況にあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら