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研究
特定行為に係る看護師の大学院修了後のOn the Job Trainingの実態とニーズおよび1年後の到達度
著者: 戸高愛1 藤内美保2 立川洋一34 永瀬公明4 古川雅英5 藤谷悦子6 吉住房美6 宮内信治7 福田広美7 小野美喜7 村嶋幸代8
所属機関: 1大分大学医学部附属病院 2大分県立看護科学大学 看護学部 3社会医療法人敬和会大分岡病院 4社会医療法人敬和会大分岡病院 循環器部 5社会医療法人敬和会大分岡病院 創傷ケアセンター 6社会医療法人敬和会大分岡病院 看護部 7大分県立看護科学大学 看護学部看護学科 8大分県立看護科学大学
ページ範囲:P.502 - P.508
文献購入ページに移動厚生労働省は「特定行為に係る看護師の研修制度」に至るまで看護師特定行為・業務試行事業を実施した.本事業に参加した大学院修了の看護師(以下,研修生)に注目しOn the Job Trainingの実態やニーズを明らかにした.全国の研修生の研修実態や希望,および態度・能力の到達度に関する自記式質問紙の郵送調査を行った.回収数25部(有効回答率59.5%)で,プライマリケア(Pr)領域12名,クリティカルケア(Cr)領域13名であった.研修期間の希望は2年間が60.0%の最多であった.研修診療科は,Pr領域の経験診療科は呼吸器内科33.3%,循環器内科33.3%,総合診療部25.0%で,希望はこれら3診療科が66.7%で,Cr領域では経験および希望診療科とも救急部84.6%であった.研修方法の経験は,回診に同行100%,希望は処置・手術に同行88.0%,症例フィードバック72.0%であった.2年間の期間で,医師に同行かつフィードバックし,医師の目線からの判断や対応を学びたいというニーズが強く示された.
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