文献詳細
文献概要
連載 アーキテクチャー×マネジメント・9
日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院
著者: 厳爽1
所属機関: 1宮城学院女子大学学芸部生活文化デザイン学科
ページ範囲:P.620 - P.625
文献購入ページに移動 東京臨海病院は,日本私立学校振興・共済事業団唯一の直営病院である旧下谷病院(台東区,既存建物を利用して1957年に開設,201床)の建物の老朽化に伴い,2001年に江戸川区の臨海地区に建て替えられた病院である(図1).私学共済の直営病院であるが,下谷病院時代から患者の9割は共済組合員ではない一般の患者である.東京臨海病院として開設されてからも地域中核急性期総合病院として地域医療を支えてきた.
建て替えに際しては,患者の療養環境の向上を目標として掲げ,故・伊藤誠氏(千葉大学名誉教授)が監修した.医療機能などの検討には故・浦良一氏(明治大学名誉教授)が関わり,高い個室率と小規模看護単位を有する質の高い療養環境が実現された.
建て替えに際しては,患者の療養環境の向上を目標として掲げ,故・伊藤誠氏(千葉大学名誉教授)が監修した.医療機能などの検討には故・浦良一氏(明治大学名誉教授)が関わり,高い個室率と小規模看護単位を有する質の高い療養環境が実現された.
参考文献
1)佐藤総合計画:日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院,医療福祉建築 142号:28-31,2004
2)鳥山亜紀,渡辺玲奈,中山茂樹,他:「パーソナル看護拠点」およびその他の看護拠点の機能と配置に関する研究-医療・患者情報の電子化と急性期病棟計画の再検討 その2.日本建築学会計画系論文集第625号:527-533,2008
掲載誌情報