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文献詳細

雑誌文献

病院74巻9号

2015年09月発行

文献概要

特集 自治体病院改革は成功するのか [事例]自治体病院の経営改革

地方独立行政法人化による福岡市民病院の経営改革

著者: 竹中賢治12

所属機関: 1地方独立行政法人福岡市立病院機構 2福岡市民病院

ページ範囲:P.648 - P.652

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●地方独立行政法人(独法)化の最大のメリットは,職員雇用の自由化と内部組織編成の自由化にある.加えて,理事長(病院長)への大幅な権限移譲があることにより,柔軟でかつ機動性の高い病院経営が確保しうることにある.
●これらを生かし,都市部の自治体病院として高度専門医療・高度救急医療に専念できる体制が整い,独法化2年目にして医業収支率で黒字化を達成できた.
●一方,独法化のメリットを最大限に発揮するためには,少なくとも医師を含めた人材の確保が十分にできる環境にあることが望ましいと考えられる.

参考文献

1)竹中賢治:地方独立行政法人化の選択.全自病協雑誌,48(7):1062-1064, 2009
2)塚﨑惠子:定時で帰れる環境・職場風土の構築.看護主任業務,24(5):6-12, 2015
3)竹中賢治:地方独立行政法人の課題─第1期中期目標3年間を終えて.全自病協雑誌,52(9):1278-1279, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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