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文献詳細

雑誌文献

病院75巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集 データマネジメントで変わる病院

病院のデータマネジメント—国立病院機構の取り組みを例に

著者: 桐野髙明1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構

ページ範囲:P.18 - P.21

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●病院に蓄積する大量のデータを注意深く維持し,データセットとして有効に利用することがますます重要になっている.データは正確で,形式や構造が標準化され,検索が可能である必要があるが,それをデータベースとして維持していくことは容易ではない.
●国立病院機構では,病院へのITシステム導入の歴史的経緯のために,各病院に導入されているシステムはさまざまであり,標準化からはほど遠い.このような情報を一定の形式にまとめ,データベース化する事業を進めている.
●国立病院機構では,DPCデータやレセプトデータを全病院から収集し,1つのデータベースとして集積している.これを利用して,臨床指標(2006年より)や各病院の診療分析レポート(2010年より)を毎年計測し,公開している.さらに,電子カルテからSS-MIX2形式への変換を行う事業を2015年より開始している.

参考文献

1)SS-MIX普及推進コンソーシアム http://www.ss-mix.org/cons/ssmix_about.html(2015年10月16日確認)
2)日本医療情報学会 http://www.jami.jp/jamistd/ssmix2.html(2015年10月16日確認)
3)小林美亜,尾藤誠司,岡田千春,他:国立病院機構における臨床指標の作成と今後の運用.日本医療・病院管理学会誌 49:41-50,2012
4)川島直美,堀口裕正,伏見清秀:国立病院機構における診療情報分析システムについて─構築と運用に関する現状と課題.情報処理学会デジタルプラクティス 4:268-275,2013
5)国立病院機構ホームページ「診療機能分析レポートについて」 https://www.hosp.go.jp/cnt2-1_000003.html(2015年10月16日確認)
6)中山健夫:医療ビッグデータがもたらす社会変革.日経BP社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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