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文献詳細

雑誌文献

病院75巻10号

2016年10月発行

文献概要

特集 地域医療構想時代の救急医療

ブランド化による地方都市およびへき地の救急医療提供体制の構築—八戸市立市民病院の取り組み

著者: 今明秀1

所属機関: 1八戸市立市民病院救命救急センター

ページ範囲:P.771 - P.776

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●救急後期研修医を獲得するにはブランド化が必要と考えた.ブランド化に必要な三要素(コンセプト「劇的救命」,ターゲッティング「医師」,ポジショニング「全国」)を明確にした.
●ブランド商品の三要素として,①先駆者の商品「サンダーバード作戦」,②頂点の商品「病院機能評価日本一」,③唯一の商品「全部やる八戸型救急」,を開発した.そして商業誌への論文投稿によってこれらの広報に努めた.
●ブランド化で救急後期研修医を集めることに成功し,人材が確保できるようになった.充実した救急医療体制は市民から高評価を得て,へき地支援も可能となった.

参考文献

1)厚生労働省:病院等における必要医師数実態調査の概要.2010 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000ssez-img/2r9852000000ssgg.pdf(2016年8月1日閲覧)
2)さいがなかと:ブランディングとは?ブランド戦略に必要な3つの要素と3つの環境. http://wakarukoto.com/?p=16213(2016年8月1日閲覧)
3)財団法人日本医療評価機構:病院機能評価データブック平成21年度. http://jcqhc.or.jp/pdf/research/databook_h21.pdf(2016年8月1日閲覧)
4)厚生労働省:平成26年度救命救急センターの評価結果(平成25年度実績に基づく評価). http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000063455.pdf(2016年8月1日閲覧)
5)今明秀,吉村有矢,野田頭達也,他:病院前を含めた地域の有効な外傷診療システムの構築とERの充実が外傷死亡を減少させる.八戸市立市民病院医誌 32:7-12,2014
6)丸橋孝昭,勝田賢,今明秀:救命救急センターにおける新たなER救急体制.八戸市立市民病院医誌 33:12-15,2015
7)青森県ドクターヘリスタッフブログ. http://doctorheli.blog97.fc2.com/(2016年8月1日閲覧)
8)八戸市:第6次八戸市総合計画策定に向けた市民アンケート調査報告書. http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/9,93127,c,html/93127/20141110-111452.pdf(2016年8月1日閲覧)
9)今明秀,吉村有矢,村田信也,他:移動緊急手術室の有用性の推測.月刊新医療 491:122-125,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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