病院75巻11号

2016年11月発行

特集 期待される地域包括ケア病棟・療養病床

データから見る回復期病棟・療養病床の役割

著者： 松田晋哉¹

所属機関： ¹産業医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲：P.846 - P.850

●超高齢社会の進行による医療介護の複合化により，急性期以後の病床の役割が重要になっている．
●在宅医療を進めるためにも，それを支える回復期・慢性期の病床の役割が重要となる．
●そのことを確認する場所として地域医療構想調整会議の場が重要である．

参考文献

1）猪口雄二：「地域一般病棟」について．病院 62：988-992，2003

2）福岡県医師会：療養病床及び地域包括ケア病床に関する調査報告書．平成28年3月

3）山口県医師会：療養病床及び地域包括ケア病床に関する調査報告書．平成28年3月

4）戸次鎮史，村松圭司，松田晋哉：療養病床の役割と今後の課題．病院 75：858-862，2016

5）松田晋哉：平成26年度厚生労働科学研究補助金（長寿科学総合研究事業）研究「介護予防を推進する地域づくりを戦略的に進めるための研究（H25-長寿-一般-006）」総括報告書（研究代表者：松田晋哉）．平成27年3月

6）松田晋哉，片山壽：地域包括ケアをどのように具体化するのか─イギリスのClinical commision group，フランスの保健ネットワークRéseau de la santé，日本の尾道市医師会モデルとの比較から．社会保険旬報No.2525：10-16, 2013

7）松田晋哉：医療介護総合データベースを用いた大腿骨頸部骨折患者の医療介護サービス利用状況の分析．社会保険旬報No.2647：10-15，2016

8）松田晋哉：平成27年度厚生労働科学研究費補助金・地域医療基盤開発推進事業「在宅医療の必要量推計の方法論開発を中心とした医療計画の有効性を高めるためのデータ等の新たな活用方法及び見直しに関する研究（H26-医療-指定-022）」総括報告書（研究代表者：松田晋哉），平成28年3月