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特集 期待される地域包括ケア病棟・療養病床
まちづくりの視点から見た地域包括ケア病棟・療養病床の役割
著者: 江澤和彦1
所属機関: 1医療法人和香会 倉敷スイートタウン
ページ範囲:P.868 - P.874
文献購入ページに移動●地域医療構想の必要病床数は,医療機関の共倒れを防ぐための「救済データ」であり,地域医療構想の実現は,医療機関の連携を超えた「協働」につながる.
●地域包括ケアの他職種連携は,地域住民との「異業種・異分野連携」が中心となる.
●国民参加型の社会保障に関する議論が不可欠であり,喫緊の課題となっている.
●医療機関がまちづくりに参画することは,地域包括ケアの推進に有益となる.
●患者の意思を最大限に尊重し,生活の視点を重視した医療の重要性がますます高まっていく.
●ボランティアらの地域交流を通じて,高齢者住宅に地域の「目」を入れ,「見える化」を図っていくことが今後重要となる.
●住民とのパートナーシップによる地域づくりは,「尊厳の保障」の積み重ねの集大成で具現化する.
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