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文献詳細

雑誌文献

病院75巻4号

2016年04月発行

文献概要

特集 医療介護連携─地域包括ケアシステムを構築するために

地域における多職種教育—「在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会」および「地域医療学実習」

著者: 山中崇1 松本佳子1

所属機関: 1東京大学医学部在宅医療学

ページ範囲:P.284 - P.288

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●「在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会」を開催することにより,多職種の役割を理解し,どのようなときにどの職種に相談すればよいのかを学ぶことができる.特に医師にとっては,地域には頼りになる多職種が存在し,医師一人で抱え込まなくてもよいことに気づくきっかけになっている.
●本学では医学部学生に対し,訪問診療への同行に加え,訪問看護師,医療ソーシャルワーカー,ケアマネジャーから指導を受ける地域医療学実習を実施している.また,模擬サービス担当者会議を開催し,多職種の役割を理解するように努めている.本実習を通して多職種連携の実際を知り,その意義を理解することができている.

参考文献

1)秋山弘子:長寿時代の科学と社会の構想.科学 80:59-64,2010
2)平成25年 国民生活基礎調査の概況(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/05.pdf)(2016年1月12日閲覧)
3)厚生労働省老健局老人保健課:平成27年度 第1回 都道府県在宅医療・介護連携担当者・アドバイザー合同会議.資料1-1. (http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000102540.pdf)(2016年1月12日閲覧)
4)吉江 悟,松本佳子,土屋瑠見子,他:在宅医療多職種研修とその効果.Current Therapy 33:80-86, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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