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特集 IPWの時代─チーム医療のための多職種間教育
—多職種チームをまとめ,患者の多様なニーズに応える—「地域包括ケア・コンシェルジュ」の育成—エビデンスに基づいたチームトレーニングのすすめ
著者: 種田憲一郎1
所属機関: 1国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部
ページ範囲:P.414 - P.419
文献購入ページに移動●超高齢社会を迎え,病院の役割も変わりつつある.すなわち,医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスが切れ目なく,包括的に確保される地域包括ケアシステムを構築していくことが求められている.
●地域の病院がこの一翼を担うためには,患者のニーズを適切に把握し,院内および院外・地域の資源を活用して,そのニーズにチームで応える「地域包括ケア・コンシェルジュ」の育成が必要である.
●その育成には患者・家族もチームの一員・パートナーとして考慮し,エビデンスに基づいたチームトレーニング「チームSTEPPS」が有用である.
●地域の病院がこの一翼を担うためには,患者のニーズを適切に把握し,院内および院外・地域の資源を活用して,そのニーズにチームで応える「地域包括ケア・コンシェルジュ」の育成が必要である.
●その育成には患者・家族もチームの一員・パートナーとして考慮し,エビデンスに基づいたチームトレーニング「チームSTEPPS」が有用である.
参考文献
1)WHO:People-centred and integrated health services (http://www.who.int/servicedeliverysafety/areas/people-centred-care/en/)(2016年4月20日閲覧)
2)種田憲一郎,高田幸子,鈴木真:チーム医療とは何ですか?何ができるとよいですか?─チームSTEPPS:エビデンスに基づいたチームトレーニング(What is a Team for Healthcare? What should We Do for it? - TeamSTEPPS:Evidence-Based Team Training).医療の質・安全会誌 7:430-450,2012
3)ポケットガイド:チームSTEPPS 2.0─エビデンスに基づいたチーム医療2.0(第9版 2015年3月改定)(訳・編集:国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部)
ホームページ http://www.ahrq.gov/professionals/education/curriculum-tools/teamstepps/index.html(2016年4月20日閲覧)
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