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文献詳細

雑誌文献

病院75巻9号

2016年09月発行

文献概要

特集 病院は認知症とどう向き合うべきか

回復期リハビリテーション病棟における認知症患者の現状と当院の取り組み

著者: 栗田智美1 鈴木龍太1 大滝雄介1

所属機関: 1医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院

ページ範囲:P.675 - P.679

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●回復期リハビリテーション(回リハ)病棟は高齢者が多く,また脳卒中や頭部外傷など脳血管疾患により認知症や高次脳機能障害の症状を有する患者が多い中で,当院では80%以上の在宅復帰を実現している.
●回リハ病棟では認知症患者が年々増加している.Functional Independence Measure(FIM)の検討では,全ての疾患で,運動FIMに比べて認知FIMの改善率が低い結果であった.
●取り組みとしては,転倒・転落の予防とそれに相反する抑制回避の工夫,Dementia Support Team (DST)の発足,認知症サポーターの育成,在宅復帰へ向けての家族支援などが挙げられる.

参考文献

1)厚生労働省:認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜.2015
2)回復期リハビリテーション病棟協会 http://www.rehabili.jp/(2016年6月2日閲覧)
3)日本看護倫理学会 臨床倫理ガイドライン検討委員会:身体拘束予防ガイドライン.2015
4)中島紀恵子:認知症患者の家族に対する看護のあり方.家族看護 7:6-15,2009
5)砂川啓介:娘になった妻,のぶ代へ─大山のぶ代「認知症」介護日記.双葉社,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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