文献詳細
特集 病院は認知症とどう向き合うべきか
文献概要
●厚生労働省の調査によれば,既に療養病床に入院している全患者の約8割以上が認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上であるという統計も出ており,もはや療養病床に携わるものにとって認知症は決して避けては通れない疾患である.
●療養病床は,ハード面・ソフト面や医療と介護を一体的に提供できるという特長からも,特に身体合併症を持った認知症患者の受け皿として,今後ますますその重要性は高まるものと思われる.
●今後は,多職種連携の推進と共に,精神科専門医や専門病棟ともより密な連携が必要になると思われるが,そのためにも診療報酬上の見直しや,さらなる評価も必要と考える.
●療養病床は,ハード面・ソフト面や医療と介護を一体的に提供できるという特長からも,特に身体合併症を持った認知症患者の受け皿として,今後ますますその重要性は高まるものと思われる.
●今後は,多職種連携の推進と共に,精神科専門医や専門病棟ともより密な連携が必要になると思われるが,そのためにも診療報酬上の見直しや,さらなる評価も必要と考える.
参考文献
1)厚生労働省:認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン).2015
2)厚生労働省老人保健健康増進等事業:平成25年度医療ニーズを有する高齢者の実態に関する横断的な調査研究事業.2015
掲載誌情報