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文献詳細

雑誌文献

病院75巻9号

2016年09月発行

文献概要

特集 病院は認知症とどう向き合うべきか

急性期病院における認知症高齢者を対象としたリエゾン精神医療の役割

著者: 天野直二1

所属機関: 1岡谷市民病院

ページ範囲:P.690 - P.694

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●急性期病院における認知症高齢者に対応するには,リエゾン精神医療の理解が必要である.
●認知症高齢者の身体治療に際してみられる精神的症候にはせん妄とBPSD(認知症にみられる異常行動と精神症状)が頻繁に出現する.
●認知症高齢者には退院後の環境整備が重要であり,地域の行政・福祉,医師会との密な連携が必要である.

参考文献

1)小川朝生:急性期病院における認知症ケアの現状.平成27年度厚生労働科研費補助金認知症対策総合研究事業「急性期病院の入院・外来実態把握・医療者の負担軽減を目指した支援プログラムの開発に関する研究」,厚生労働省,2015
2)森秀樹,松本秀幸,岸泰宏,他:認知症と鑑別すべき病態-低活動性せん妄,仮性認知症と軽度認知障害を中心に.精神科治療 20:1013-1021,2005
3)日本神経学会:第3章 認知症への対応・治療の原則と選択肢,A.認知症症状への対応・治療.認知症疾患治療ガイドライン 2010,pp74-92,医学書院,2010
4)山下功一,天野直二:BPSDとその対応.日本認知症学会(編):認知症テキストブック,pp70-80,中外医学社,2008
5)犬塚伸,天野直二:精神症状・行動障害治療ガイドライン.老年精医誌,16(増刊号):75-91,2005
6)佐川竜一,奥山 徹,明智龍男:せん妄の向精神薬による対症療法.精神科治療 22:885-891,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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