病院76巻1号

2017年01月発行

特集 新時代に備える病院のあり方

医療における言語障壁を解消する

著者： 澤田真弓¹

所属機関： ¹一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ

ページ範囲：P.43 - P.45

●訪日外国人が増加するにつれ，その医療ニーズを取り巻く多言語化という環境の変化に対応するため，外国人患者，医療従事者，医療通訳者の三者がアクセスすることができる新たな遠隔医療通訳システムの構築が求められている．
●本システムは，今後のさらなる多様性ある社会の実現に向け，全セクターで支える持続性の高いものであるべきだ．言語障壁の高い日本だからこそ生まれた医療イノベーションとして，本システムの構築が，世界中の同領域の課題解決に貢献することを目指す．

参考文献

1）一般社団法人日本病院会：平成27年度 医療の国際展開に関する現状調査 結果報告書．pp7-11，2015 https://www.hospital.or.jp/pdf/06_20151028_01.pdf（2016年10月21日確認）

2）埼玉県庁：平成27年度　埼玉県外国人住民意識調査-保健医療機関の多言語化，警察の仕事，県産農産物について─報告書．pp8-11, 2015 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0306/keikakutoukei/documents/heisei27nendo_saitamaken_gaikokujinjumin_ishikichosa_hokokusho_1.pdf（2016年10月21日確認）

3）国土交通省 北海道運輸局：外国人旅行者等の安全・安心に向けて．2016年7月7日 http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/presspdf/2807/280707.pdf（2016年10月21日確認）