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文献詳細

雑誌文献

病院76巻10号

2017年10月発行

文献概要

特集 医師の働き方改革

医師の勤務実態と働き方の意向—大規模調査から見えてくるもの

著者: 井元清哉1

所属機関: 1東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター健康医療データサイエンス分野

ページ範囲:P.767 - P.771

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●日本で働く医師に対し,現在の働き方や将来のキャリア選択に関する10万人規模のアンケート調査を実施し,15,766名から回答を得た.
●タイムスタディを行った一週間を通じて,多くの医師で過重労働や超過勤務が継続している状況が常態化していることが明らかとなった.
●地方勤務について,「意思あり」との回答は44%に上り,若い医師ほど高い傾向にあった.加えて,半年や1年という短期勤務の希望はどの年代でも少なく,比較的長期の希望が大半であった.
●地方勤務の障壁は年代と共に変化し,20代医師は,「専門医資格の取得」が特徴的.30・40代医師は,「子どもの教育」が多かった.どの年代でも「仕事内容」,「労働環境」は共通の障壁であった.

参考文献

1)厚生労働省医政局「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」研究班:新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」(平成29年4月6日).2017 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000163402.pdf (2017年8月25日閲覧)
2)医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査 ホームページ http://ws-reforms.umin.jp/(2017年8月25日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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