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連載 アーキテクチャー×マネジメント・36
宮城県立こども病院
著者: 厳爽1
所属機関: 1宮城学院女子大学生活科学部生活文化デザイン学科
ページ範囲:P.912 - P.917
文献購入ページに移動2000年代初頭においては,患者(施設利用者)の療養環境向上は医療福祉建築における大きなテーマの一つであった.このため,この時期に計画・建設された同院も建築計画の工夫による看護単位の小規模化,患児の心理に配慮したインテリアデザインの実現など,患児と家族のための包括的な環境を持ち,優れた療養環境を有することでエポックな病院1〜3)として注目を浴びた.2016年には肢体不自由児のための医療型障害児入所施設「宮城県拓桃医療療育センター」との統合により,新たに「拓桃館」(以下,療育センター)がこども病院の外来駐車場とヘリポートの敷地に増築された(図1,2).
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