icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院76巻2号

2017年02月発行

文献概要

特別記事

病院の建て替え・改修における感染対策上の留意点

著者: 郡明宏1

所属機関: 1鹿島建設株式会社 建築設計本部建築設計統括グループ

ページ範囲:P.138 - P.141

文献購入ページに移動
■はじめに
 病院の建て替えや改修において感染対策の検討を行うことは,設計者にとっても病院設計を行う上で重要なテーマとなっている.当然のことながら,施設計画だけで感染対策を行えるわけではないが,設計上の検討を適切に行うことにより,医療スタッフにとって感染対策を行いやすい病院環境を整備していく一助となることができる.そしてこれらの検討は,適切な時期に適切な内容で行う必要がある.
 特に,病院を運営しながら建て替えや改修を行っていく場合には,アスペルギルスやレジオネラなどの建築物に関係の深い感染症への的確な対応が必要となってくる.

参考文献

1)CDC:Guidelines for Environmental Infection Control in Health-Care Facilities, 2003
2)The Facility Guidelines Institute:Guidelines for Design and Construction of Hospitals and Outpatient Facilities, Includes ANSI/ASHRAE/ASHE Standard 170-2013, Ventilation of Health Care Facilities, 2014
3)APIC:Construction & Renovation, 3rd ed, Toolkit for Professionals in Infection Prevention and Control, 2007
4)ASHE:Infection control risk assessment matrix of precautions for construction & renovation. http://www.ashe.org/resources/tools/pdfs/assessment_icra.pdf(2016年11月1日閲覧)
5)順天堂大学:順天堂大学リスクアセスメント表,第4版.2015
6)郡明宏:感染制御に配慮したリニューアル.病院設備 58:46-49,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら