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連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・2
医療法人社団清和会 笠岡第一病院—地域包括ケア病棟への転換
著者: 関悠希1
所属機関: 1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ リサーチチーム
ページ範囲:P.223 - P.227
文献購入ページに移動同院は,1952年に診療所からスタートした.当初は周辺に医療機関がなく,外来診療をしながら往診をし,島しょ部の医療も担っていた.その後も地域の要望に応じて診療科目を増やしていったり,透析センターを設置してきた背景があり,常に地域に密着した医療を行ってきた.
同院では2014年4月に地域包括ケア病棟が新設されてから約半年後に,10対1入院基本料を算定する148床のうち54床を地域包括ケア病棟に転換したが,まだ転換事例も少ない中,同院がスムーズに転換を行えた要因について以下に考察する.
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