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文献詳細

雑誌文献

病院76巻6号

2017年06月発行

文献概要

特集 備えよ常に! 病院のBCPを整備せよ

【事例】熊本地震における行政と病院の役割と連携

著者: 山田一隆12

所属機関: 1社会医療法人社団高野会 2大腸肛門病センター高野病院

ページ範囲:P.447 - P.451

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●熊本地震発災直後からの初動期,急性期ならびに亜急性期のフェーズにおいては,多くの県内病院・診療所・歯科診療所の被災・休診などにより災害医療提供体制の対策が重要課題であった.しかし,災害派遣医療チーム(DMAT)などの支援とともに,行政を中心とした地域病院と地域保健所などとの連携により,適切な医療提供が実施された.
●一方,震災後の慢性期へと変化する災害のフェーズにおいては,熊本県内病院・診療所・歯科診療所の外来・入院診療は一部の施設を除いてほとんど再開しており,医療提供体制に大きな障害はない状況になったと考えられる.

参考文献

1)厚生労働省:病院におけるBCPの考え方に基づいた災害対策マニュアルについて.医政指発0904第2号,平成25年9月4日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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