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文献詳細

雑誌文献

病院76巻6号

2017年06月発行

文献概要

連載 医療と法の潮流を読む・1【新連載】

医療介護総合確保推進法とは何だったのか

著者: 小西知世1 宇都木伸2 三木知博3

所属機関: 1明治大学法学部 2東海大学 3武庫川女子大学薬学部

ページ範囲:P.466 - P.469

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 医療介護総合確保推進法─正式名称は「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」という.医療に携わる者でこの法律のことを知らない者は,もはや誰もいないだろう.
 しかし,この法律のことを,地域医療構想や医療事故調査制度を導入するものであって,それらへの対応はもう大体終わった……と考えているようでは,理解が不十分である.この法律には“今”そして“これから”対応しなければならない課題が,まだまだたくさん残されているからである.

参考文献

1)竹田幹雄:医療提供体制の改革と地域包括ケアシステム構築に向けた一考察.都市問題 108:93-95,2017 なお,地域医療構想と地域包括ケアシステムは並記されることが多いが,機能的に地域医療構想は地域包括ケアシステムの前提システムとして機能する.
2)平岡公一:社会福祉制度改革の展開.平岡公一,他:社会福祉学.pp168-170,有斐閣,2011
3)加部一彦:臨床現場における『裁量』とは? 年報医事法学 30:5-9,2015
4)島崎謙治:“地域包括ケア”の定着に向けて看護職に期待すること.看護 66:70,2014
5)医薬・生活衛生局:革新的医薬品の最適使用促進.週間社会保障No.2909:37,2017
6)松本武浩:医療連携・在宅ケアの推進に向けたICT活用とその進化.公衆衛生 80:596ー601,2016
7)宮田俊男:どうなる日本!? こうなる医療!! 医療・介護総合確保推進法をおさらいしよう.Gノート 3:481,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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