icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院76巻8号

2017年08月発行

文献概要

特集 終末期と向き合う病院

終末期医療をめぐる動向

著者: 木村厚12

所属機関: 1社会医療法人一成会木村病院 2公益社団法人全日本病院協会

ページ範囲:P.592 - P.598

文献購入ページに移動
●以前の終末期医療はとにかく1秒でも長く患者を生かすことが主体であった.しかし,それでいいのかという疑問も湧いてきた.
●2000年代前半に終末期医療に関する事件がいくつか起こり,国民の関心も高まったことから,厚労省が終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインを発表した.
●患者本人の希望をはっきりさせておくにはリヴィングウイルが必要である.
●木村病院では患者・家族の希望を反映し,尊厳ある終末期を迎えてもらうための取り組みを行っている.
●全日病では,治療の中止に言及した終末期医療に関するガイドラインを作成した.しかし,その実現のためには,法の整備だけではなく,国民の意識の変革が必要である.

参考文献

1)全日本病院協会:終末期医療に関するガイドライン.2016 http://www.ajha.or.jp/voice/pdf/161122_1.pdf(2017年6月26日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら