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文献詳細

雑誌文献

病院76巻8号

2017年08月発行

文献概要

特集 終末期と向き合う病院

終末期医療の倫理的問題

著者: 尾藤誠司1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構東京医療センター総合内科(倫理サポートチーム)

ページ範囲:P.599 - P.603

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●臨床における全ての意思決定は倫理的問題を内包する.
●人生の最終段階における医療の意思決定においては,特に患者が固有に持つ価値の尊重を中心としながら,患者に関わる多数の家族や医療職が対話を繰り返していくことが肝要である.
●以上の背景をもとに,厚生労働省は「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を作成し,現在普及活動を行っている.東京医療センターでは,そのモデル事業として院内に「倫理サポートチーム」を作り活動を始めた.

参考文献

1)緒方あゆみ:終末期医療と刑法─生命維持治療の差し控え・中止をめぐる問題を中心に.CHUKYO LAWYER 20:1-24,2014
2)厚生労働省:人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000079283.html(2017年6月19日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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