病院77巻10号

2018年10月発行

特集 病院マネジメント職に求められるもの 【事例】

三法人共同事業「病院経営管理職養成講座」による病院経営管理職育成の試み

著者： 車田絵里子¹ 坪茂典²

所属機関： ¹社会医療法人愛仁会本部 人材開発センター ²社会医療法人愛仁会本部 人材開発センター 高槻地区/介護福祉事業部

ページ範囲：P.784 - P.786

●愛仁会，生長会，淀川キリスト教病院は，2001年から病院経営管理職養成講座（経営塾）を三法人合同で開催している．プログラム開発，講師・受講生派遣，実地研修など，三法人相互交流方式によって運営しているものである．
●受講期間は6〜7カ月であり，受講生は管理職に必要な知識と技術を習得する．経営塾は組織内外の他者と交わる機会であり，人的ネットワーク形成の場としても有用である．
●2017年度時点における経営塾修了生総数は215名であり，現在その多くが管理職として医療経営の現場で活躍している．

参考文献

1）川村尚也：現代日本の病院組織の特徴と経営課題—組織論とイノベーション経営の視点から.病院76：188-192，2017