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特集 働き方改革の行方
医師の多様な働き方を支える診療体制の変革
著者: 小西竜太1
所属機関: 1独立行政法人労働者健康安全機構 関東労災病院 経営戦略室/救急総合診療科
ページ範囲:P.870 - P.875
文献購入ページに移動●現行の医療制度と期待される働き方の矛盾を乗り越えて,働き方改革を成功させるためには,伝統的な医師の価値観を意識変革する必要がある.
●医療機関は,画一的な診療体制ではなく,診療科の特性に合わせた体制を導入できるようにして,管理者のリーダーシップと現場からのボトムアップで働き方をデザインしていく.
●完全単独主治医制から複数主治医制への転換は必須であるが,医療機関や診療科の状況によって転換のタイミングは異なる.
●医療機関は,画一的な診療体制ではなく,診療科の特性に合わせた体制を導入できるようにして,管理者のリーダーシップと現場からのボトムアップで働き方をデザインしていく.
●完全単独主治医制から複数主治医制への転換は必須であるが,医療機関や診療科の状況によって転換のタイミングは異なる.
参考文献
1)裴英洙:働き方改革は総力戦である—現場・経営・政策の視点から.病院76:777-781,2017
2)厚生労働省:「保健医療2035」提言書.平成27年7月 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000088647.pdf(2018年8月21日確認)
3)小西竜太,加藤良太朗:対談 卒後研修と「医療の質・安全」—研修医が安心して働ける環境をつくるために.週刊医学界新聞 第3260号,2018
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