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特集 検証 平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定
医療経済・政策学の視点から平成30年度同時改定を読む
著者: 二木立1
所属機関: 1日本福祉大学
ページ範囲:P.928 - P.933
文献購入ページに移動●2018年度診療報酬・介護報酬同時改定で注目すべきは以下の4点である.①7対1病棟と10対1病棟の「再編・統合」,②200床未満の中小病院の地域包括ケアへの参入の促進,③医療機関の「複合体」化の奨励,④療養病床の介護医療院への転換の強力な誘導.
●介護医療院の創設は医療者と厚生労働省との信頼関係の回復に大きく寄与する.
●介護医療院の創設は医療者と厚生労働省との信頼関係の回復に大きく寄与する.
参考文献
1)迫井正深:医療界が軌を一にして取り組むための診療報酬体系の原理・原則を重視.社会保険旬報No.2710(2018年5月1日号):6-13,2018
2)迫井正深:医療ニーズに応じた医療機関の弾力的な対応を支援したい.日経ヘルスケアNo.342(2018年4月号):26,2018
3)迫井正深:社会が大きく変化し技術革新が進む中で質が高くて効率的な医療の提供体制を実現する.日本医事新報No.4904(2018年4月21日号):8-9,2018
4)二木立:本年度診療報酬改定でのロボット支援手術の保険適用拡大の政策的・歴史的評価.文化連情報No.484(2018年7月号):18-25,2018
5)二木立:医薬品等の費用対効果評価は『医療政策的』にはもう終わった.月刊/保険診療73(2018年9月号):40-42,2018
6)二木立:7対1病床大幅削減方針の実現可能性と妥当性を考える.文化連情報No.434(2014年5月号):16-22,2014(二木立:地域包括ケアと地域医療連携.pp64-77,勁草書房,2015に再掲)
7)迫井正深:平成28年度診療報酬改定が目指したもの.病院75:937-943,2016
8)二木立:地域包括ケアシステムの法・行政上の出自と概念拡大の経緯を探る.文化連情報No.444(2015年3月号):20-28,2015(二木立:地域包括ケアと地域医療連携.pp22-34,勁草書房,2015に再掲)
9)長尾和宏:痛い在宅医.p241,ブックマン社,2016
10)二木立:保健・医療・福祉複合体.pp41-42,医学書院,1998(二木立:医療経済・政策学の探求.pp327-329,勁草書房,2018に再掲)
11)二木立:『地域包括ケア研究会2016年度報告書』をどう読むか?.文化連情報No.473(2017年8月号):10-16,2017
12)栄畑潤:医療保険の構造改革 平成18年改革の軌跡とポイント.p94,法研,2017
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