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文献詳細

雑誌文献

病院77巻4号

2018年04月発行

文献概要

特集 病院が直面する「すでに起こった未来」

ICTを用いた離島支援と地域医療連携—しまね医療情報ネットワーク(まめネット)の試み

著者: 小阪真二1

所属機関: 1島根県立中央病院

ページ範囲:P.300 - P.304

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●島根県では1998年の遠隔画像読影支援事業を皮切りに地域医療におけるICT化実証実験を積み重ね,地域医療におけるICT化を推進してきた.2013年に地域医療再生基金を利用して診療情報共有の仕組みを強化し,しまね医療情報ネットワーク(まめネット)としてリニューアルした.
●まめネットは利用料,患者同意の考え方などを工夫し,簡便に地域で患者診療情報共有を行える仕組みを構築,利用権限を多職種に広げ,また在宅ケア支援サービスを追加することにより,地域包括ケアの現場で利用価値の高いネットワークを目指し,病診連携から地域包括ケアまでを幅広くカバーする医療情報ネットワークとして運営している.

参考文献

1)清水史郎:医療ネットしまね;地域連携電子カルテネットワークの全県展開.映像情報メディカル42:587-593,2010
2)小阪真二,秦正,児玉和夫,他:発展する島根県医療情報ネットワーク;医療ネットしまねから全県ネットワークへ.医療情報学32(suppl):900-902,2012
3)小阪真二,藤原克美,松田和久,他:地域医療情報ネットワーク(まめネット)を利用した他医療機関からの検査予約の運用と支援ツールの開発.医療情報学34(suppl):246-249,2014
4)小阪真二,秦正,児玉和夫,他:しまね医療情報ネットワークの現状と今後の展開.医療情報学35(suppl):334-337,2015
5)小阪真二,秦正,児玉和夫,他:まめネットにおける介護連携システムの構築と運用.医療情報学36(suppl):482-485,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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