icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院77巻4号

2018年04月発行

文献概要

特集 病院が直面する「すでに起こった未来」

外国人居住者に対する医療提供のあり方

著者: 小林幹男1 茂木寛1

所属機関: 1伊勢崎市民病院

ページ範囲:P.310 - P.315

文献購入ページに移動
●伊勢崎市は外国人数が県内1位,全国で30位と,多数の外国人が居住する圏域である.伊勢崎市民病院における平成28年度の外国人受診者数の割合は,外来で4.0%,入院で2.2%,分娩数で10.6%を占め,年々増加傾向にある.
●外国人患者に対する医療サポートは言語サービスが中心であり,群馬県のNPO法人に医療通訳を依頼し,タブレットの通訳機能やアプリによる対応なども実施している.外国人受診者の健康保険加入率は96.4%と高いが,外来受診者の未収金は過去3年で平均約10%強と,入院と共に未納率は高かった.
●外国人に対しても日本人と同等の生活環境を設定することで,医療受診体制が向上することが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら