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文献詳細

雑誌文献

病院77巻6号

2018年06月発行

文献概要

特集 機能転換が拓く病院の未来

求められる病院の機能転換—社会情勢から見つめる対策と課題

著者: 今村知明1

所属機関: 1奈良県立医科大学公衆衛生学講座

ページ範囲:P.464 - P.469

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●直近に迫る医療・介護ニーズの爆発的な増加,長期的にみたニーズの激減,病院はこの両方の現象に対応できるよう備える必要がある.
●現状のまま進めれば,病院も地域の医療・介護も変化を支えきれず共倒れする可能性がある.これを防ぐためには医療のあり方を変えていく必要があり,よりスムーズな医療と介護の連携が求められるだろう.
●その対応策が「地域医療構想」と「地域包括ケア」であり,病院の機能分化と転換である.これからの医療の主体は,急性期医療から,地域で支える医療へと形を変えていくことが求められている.

参考文献

1)厚生労働省:第341回中央社会保険医療協議会 総会(2017年12月14日開催).総-2参考, p49. http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000167844.pdf (2018年3月22日確認)
2)厚生労働省:第9回医療計画の見直し等に関する検討会(2017年2月17日開催).参考資料3,p1. http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000152052.pdf (2018年3月22日確認)
3)平成27年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業).病床機能の分化・連携や病床の効率的利用等のために必要となる実施可能な施策に関する研究(H27-医療-一般-002)(研究代表者:今村知明)
4)今村知明,池田俊也,長谷川友紀(監修),小林美亜,瀬戸僚馬,野田龍也(編):地域医療構想と地域包括ケアの全国事例集 〈平成28年度版〉.日本公衆衛生協会,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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