病院77巻7号

2018年07月発行

特集 これからの地域医療連携の形—地域医療連携推進法人とアライアンス

地域医療連携推進法人の位置づけ—地域の複合的なニーズに応えるための新しいアライアンスの形として

著者： 松田晋哉¹

所属機関： ¹産業医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲：P.542 - P.546

●高齢化の進行は医療・介護・福祉の総合的提供体制を要求する．
●こうした要望に応えるために，種々の形のアライアンスが各地域で形成されることになる．
●適切なアライアンス形成のために，地域医療構想調整会議の役割が重要になる．

参考文献

1）松山幸弘：医療・介護改革の深層—日本の社会保障制度を守るための提言．日本医療企画，2015

2）二木立：保健・医療・福祉複合体．医学書院，1998

3）二木立：医療改革と病院—幻想の「抜本改革」から着実な部分改革へ．勁草書房，2004

4）厚生労働省：地域医療連携推進法人制度について（平成29年2月17日医政発0217第16号） http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177753.html　（2018年4月20日確認）

5）前田信雄：保健医療福祉の統合．勁草書房，1990

6）二木立：医療経済学—臨床医の視角から．医学書院，1985

7）Mullner R, et al：Hospital closure in the United States, 1976-80. Health Services Research 18：437-450, 1983

8）Sager A, et al：Why urban voluntary hospitals close. Health Services Research 18：451-481, 1983

9）Peigné F：Notre système hospitalier et son avenir, Rennes：ENSP, 1991

10）松田晋哉：欧州医療制度改革から何を学ぶか—超高齢社会日本への示唆．勁草書房，2017