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文献詳細

雑誌文献

病院77巻7号

2018年07月発行

文献概要

特集 これからの地域医療連携の形—地域医療連携推進法人とアライアンス

済生会熊本病院が進めるアライアンス—多施設連携モデルの有効性

著者: 中尾浩一1

所属機関: 1社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院

ページ範囲:P.559 - P.563

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●「アライアンス」は病院機能分化が進み,各施設の得意とする分野が深化する中で,患者中心の医療を地域で実現する方略の一つである.
●データに基づく適正なタイミングでの転院を支援し,安全で質の高い地域完結型医療を提供する.ポスト・アキュート連携のみならず,サブ・アキュートを担う医療機関との連携や,地域における医療人育成活動の基盤ともなる.
●法人間の合併や権利の移転を目指すものではなく,医療機関相互の尊重に基づく活動であって,両者の関係はフラットである.

参考文献

1)中尾浩一,田川貴浩,赤星麻沙子,他:いかにして「連携」意識を育むか—済生会熊本病院における取り組み.地域連携入退院支援3:13-20,2010
2)赤星麻沙子:済生会熊本病院がアライアンスに取り組む背景.CB newsマネジメント 2014.1.7
3)中尾浩一,副島秀久:クリニカルパスとリスク管理.カレントテラピー20:19-23,2002
4)濃沼政美:地域連携クリニカルパス.日本クリニカルパス学会学術委員会(監修):クリニカルパス概論.pp127-144,サイエンティスト社,2015
5)厚生労働省:地域医療連携推進法人制度について http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000152059.pdf(2018年5月7日確認)
6)入山章栄:「未来を創る」センスメイキング理論—日本の医療業界への示唆に富む最先端の経営学.病院77:26-29,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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