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文献概要
連載 アーキテクチャー×マネジメント・45
不知火病院 海の病棟
著者: 岡本和彦1
所属機関: 1東洋大学理工学部建築学科
ページ範囲:P.680 - P.684
文献購入ページに移動■はじめに
不知火病院の特徴は,大きく分けて以下の点が挙げられるだろう.まずストレスケアを他の疾病のケアと分けたこと,次にそのための専用病棟を建てたこと,そしてその設計をいわゆる建築家に依頼したことである.ならびに,竣工後に患者に対する建築的な影響について調査が行われたことは,本連載の趣旨からも特筆すべきである.以下,この順に沿いながら,この建築がどのように病院運営上の特徴を生み出したかを解説する.
不知火病院の特徴は,大きく分けて以下の点が挙げられるだろう.まずストレスケアを他の疾病のケアと分けたこと,次にそのための専用病棟を建てたこと,そしてその設計をいわゆる建築家に依頼したことである.ならびに,竣工後に患者に対する建築的な影響について調査が行われたことは,本連載の趣旨からも特筆すべきである.以下,この順に沿いながら,この建築がどのように病院運営上の特徴を生み出したかを解説する.
参考文献
1)新谷肇一,今津賀昭:精神的ストレスを解放する建築空間デザインに関する研究—不知火病院・海の病棟の空間構成の評価.人体科学6:111-125,1997
掲載誌情報