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文献詳細

雑誌文献

病院77巻9号

2018年09月発行

文献概要

研究

病院の人事評価制度の現状と課題—第13回 病院の経営課題等に関する調査より

著者: 中川篤1 凌竜也1

所属機関: 1株式会社日本能率協会総合研究所 ヘルスケア経営支援室

ページ範囲:P.720 - P.726

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要旨
 株式会社日本能率協会総合研究所は,日本大学商学部髙橋淑郎教授と共同で,定期的に「病院の経営課題等に関する調査」を実施している.最新調査である2017年度調査(発送数8,410病院,回答数509病院,回収率6.1%)より,病院の人事評価制度に関する調査結果について報告する.
(主な調査結果)
・6割以上の病院が人事評価制度を有し,特に400床以上の病院では9割弱で導入されている.
・処遇への反映方法に関しては,病床規模で相違点は少なく,むしろ収支状況別での相違点が着目された.
・約4割の病院が,現行の人事評価制度は事業環境や経営戦略等と適合していないと考えている.
・人事評価制度の課題としては,7割以上の病院が「評価者の評価スキル」を課題と考えており,また「評価基準があいまい」「評価者の負担が大きい」という回答も多かった.

参考文献

1)社団法人全日本病院協会:病院のあり方に関する報告書2007年版.2007 https://www.ajha.or.jp/voice/arikata.html(2018年3月1日確認)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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