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研究
病院の人事評価制度の現状と課題—第13回 病院の経営課題等に関する調査より
著者: 中川篤1 凌竜也1
所属機関: 1株式会社日本能率協会総合研究所 ヘルスケア経営支援室
ページ範囲:P.720 - P.726
文献購入ページに移動株式会社日本能率協会総合研究所は,日本大学商学部髙橋淑郎教授と共同で,定期的に「病院の経営課題等に関する調査」を実施している.最新調査である2017年度調査(発送数8,410病院,回答数509病院,回収率6.1%)より,病院の人事評価制度に関する調査結果について報告する.
(主な調査結果)
・6割以上の病院が人事評価制度を有し,特に400床以上の病院では9割弱で導入されている.
・処遇への反映方法に関しては,病床規模で相違点は少なく,むしろ収支状況別での相違点が着目された.
・約4割の病院が,現行の人事評価制度は事業環境や経営戦略等と適合していないと考えている.
・人事評価制度の課題としては,7割以上の病院が「評価者の評価スキル」を課題と考えており,また「評価基準があいまい」「評価者の負担が大きい」という回答も多かった.
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