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文献詳細

雑誌文献

病院78巻12号

2019年12月発行

文献概要

特集 本格化する病院のアウトカム評価

回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカム評価

著者: 宮井一郎12

所属機関: 1一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 保険・調査委員会 2社会医療法人大道会森之宮病院

ページ範囲:P.896 - P.902

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●診療報酬上の回リハ病棟のアウトカム評価は,在宅復帰率,重症患者の受け入れとADL改善,ADL改善効率が用いられる.ADL評価にはFIMが利用される.
●ADL改善効率を病院間で比較できる指標として,入退院時のFIM利得を在院日数で除したFIM効率の疾患差を補正する実績指数が2016年に導入された.
●改定年度には入院時FIMの点数が下がることで,FIM利得,実績指数が増加する傾向が明らかであり,第三者評価の受審などを通じた適正な評価が求められる.

参考文献

1)宮井一郎:回復期リハビリテーション病棟.2018年度全国実態調査報告.2.実態調査の活用〜2018.回復期リハビリテーション病棟協会誌7:41-46,2019
2)回復期リハビリテーション病棟協会 保険・調査委員会(編):回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書(修正版),2019
3)Miyai I, Sonoda S, Nagai S, et al:Results of new policies for inpatient rehabilitation coverage in Japan. Neurorehabil Neural Repair 25:540-547, 2011
4)宮井一郎:2015年度実態調査の結果とその活用.回復期リハビリテーション病棟協会誌7:6-20,2016
5)宮井一郎:回復期リハビリテーション病棟への改定の影響.病院73:956-959,2014
6)宮井一郎:回復期リハビリテーション病棟協会.病院75:986-990,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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