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文献詳細

雑誌文献

病院78巻6号

2019年06月発行

文献概要

特集 地域の健康を支える病院

自立生活を支える病院の地域づくり活動

著者: 浜村明徳1

所属機関: 1医療法人共和会小倉リハビリテーション病院

ページ範囲:P.413 - P.419

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●自立生活には,フォーマルなサービスの提供だけでなく,地域とのつながりのある生活への支援が重要である.
●プロボノなどの地域活動は,単なる社会貢献という一方向的活動ではなく,関わる者の専門職としての成長にもつながる双方向の活動と思われる.
●病院(医療・介護機関)が持つ機能は自立生活を支える地域づくりにも活用でき,地域のニーズもある.今後,活動を実施する機関やその活動を評価する制度上の仕組みが必要と考える.

参考文献

1)浜村明徳:地域リハビリテーションの定義改定について.地域リハ12:286-295,2017
2)地域包括ケア研究会:地域包括ケア研究会 報告書.三菱UFJリサーチ&コンサルティング,2010
3)地域包括ケア研究会:地域包括ケアシステム構築に向けた制度及びサービスのあり方に関する研究事業報告書—2040年に向けた挑戦.三菱UFJリサーチ&コンサルティング,2017
4)浜村明徳,山本美江子,森山雅志,他:これからの地域づくり.MED REHABIL 229:1-11,2018
5)山本美江子,森山雅志,井上崇,他:医療法人共和会におけるプロボノ活動による地域リハビリテーション推進の試み.地域リハ12:327-334,2017
6)嵯峨生馬:プロボノ—新しい社会貢献 新しい働き方.pp24-27,勁草書房,2011
7)山際寿一:多様性が新しいものを生む.朝日新聞,2015年11月18日
8)浜村明徳:病院を中心とした地域リハビリテーション活動—脳卒中を中心に.総合リハ10:971-979,1982
9)浜村明徳(編著):地域リハビリテーションプラクシス—くらしを支える地域リハビリテーション.pp40-42,医療文化社,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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