文献詳細
文献概要
特集 多国籍社会に直面する病院
救急医療分野における訪日外国人医療対応
著者: 問田千晶1 森村尚登1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科救急科学
ページ範囲:P.483 - P.487
文献購入ページに移動●2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における救急・災害医療の体制づくりを支援するため「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催中の救急災害医療体制に係る学術連合体」が結成され,「訪日外国人医療ガイドライン」の策定などの活動が進められている.
●オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により,訪日外国人に対する救急災害医療需要は増大することが見込まれる.
●救急災害医療分野における訪日外国人医療対応に係る整備は進みつつあるが,外国人患者へ対応可能な医療機関の確保や医療通訳などの外国人対応可能な人材育成などの課題が残されている.
●オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により,訪日外国人に対する救急災害医療需要は増大することが見込まれる.
●救急災害医療分野における訪日外国人医療対応に係る整備は進みつつあるが,外国人患者へ対応可能な医療機関の確保や医療通訳などの外国人対応可能な人材育成などの課題が残されている.
参考文献
1)日本臨床救急医学会:「訪日外国人医療」ガイドラインVersion 1,2018 http://2020ac.com/documents/ac/04/2/6/AC2020_JSEM_foreigner,ver1_20181212.pdf(最終確認2019年4月30日)
2)日本政府観光局:訪日外客数の動向(2017年)
3)日本政府観光局:日本政府観光局(JNTO)ウェブサイトの医療機関リストの多言語化.2017 https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000235.html(最終確認2019年4月30日)
4)厚生労働省:医療機関における外国人旅行者および在留外国人受入れ体制等の実態調査(平成28年) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000173230.html(最終確認2019年4月30日)
掲載誌情報